丹後(たんご)は京都府の北部にある宮津市、伊根町、与謝野町、京丹後市(2市2町)からなる日本海に面した地域です。
宮津市には日本三景のひとつ天橋立(あまのはしだて){※その他は宮城県の松島、広島県の宮島}を有し、伊根町は海と住居が隣り合わせにある重要伝統的建造物群保存地区「舟屋(ふなや)」、与謝野町は丹後ちりめんの産地として栄えた昭和モダンな風景が残る重要伝統的建造物群保存地区「ちりめん街道」、京丹後市は鳴き砂で有名な琴引き浜や夕日ヶ浦など海岸沿いの絶景とブランド蟹で知られる間人(たいざ)ガニなど日本海の豊かな恵みを授かった町です。
丹後には、日本海で育まれたブランド魚介類がずらり。
全国的にも珍しい大型で肉厚のある「丹後とり貝」や「天橋立アサリ」、甘鯛で知られる「丹後ぐじ」、日本海の旨みをギュッと閉じ込めた「岩牡蠣」、幻の蟹とも呼ばれる「間人ガニ」、日本三大鰤漁場の一つに数えられる「伊根の寒ブリ」は特に有名です。
また春~夏の白イカ(剣先)、秋~冬のアオリイカ、真冬のヤリイカなど四季折々のイカが水揚げされています。
港の数も多く、近海で獲れた旬の魚介類に出逢えるところが丹後です。
縄文時代から太陽や星の動き、山の高低や形、水の配置を活かした独自の文化が存在する場所でした。
大陸文化が伝わった後も、日本固有の「和」の文化の源流を残しています。その縄文文化の特徴は、平和な母系社会であり一万年続いています。
その象徴が、食の女神である豊受大神(とようけのおおかみ)です。その豊受大神が、五穀と養蚕を伝え、「あなにえし田庭!(なんと素晴らしい田の庭よ!)」と喜ばれたことから、丹波(タニワ)の地名が生まれたとされています。伝説・歴史について解説した「海の京都観光圏(天橋立・伊根・舞鶴・京丹後・与謝野・福知山・綾部)」サイトへ
京都丹後地方の肥えた土と山々から流れ出た冷たくきれいな水で栽培された「丹後コシヒカリ」。特に粘りと甘みが強いのが特徴です。丹後地方の料亭やお食事処は勿論ですが、都市部の名店でも使われており、隠れた米所としてひそかに知られています。
「丹後コシヒカリ」は、財団法人日本穀物検定協会が実施する全国食味ランキングで最高評価である「特A」を平成19~21年の3年連続、西日本で唯一獲得しています。平成22年度は「特A」獲得を逃しましたが、平成23年度~平成26年度の4年間、継続して「特A」の評価を受けています。特に丹後こしひかり「京の豆っこ米」はテレビ放送などのメディアで紹介されています。
丹後には、日本海で育まれたブランド魚介類がずらり。
全国的にも珍し大型で肉厚のある「丹後とり貝」や「天橋立アサリ」、甘鯛で知られる「丹後ぐじ」、日本海の旨みをギュッと閉じ込めた「岩牡蠣」、幻の蟹とも呼ばれる「間人ガニ」、日本三大鰤漁場の一つに数えられる「伊根の寒ブリ」は特に有名です。
また春~夏の白イカ(剣先)、秋~冬のアオリイカ、真冬のヤリイカなど四季折々のイカが水揚げされています。
港の数も多く、近海で獲れた旬の魚介類に出逢えるところが丹後です。
⇒ 天橋立・伊根のグルメ店舗へ
京丹後市は、海岸線のすべてが山陰海岸国立公園・若狭湾国定公園に指定されるほどの美しい海を有し、約6kmも続く北近畿一のロングビーチ、日本の夕日100選に指定された夕日ヶ浦海岸、そして12の美しい鳴き砂の浜が広がっています。
こんな豊かな大自然で育まれた京丹後の果物。
イチゴ狩り、メロン狩り、ぶどう狩り、梨狩り、ブルーベリー狩り、桃狩りなど四季折々楽しめる体験も多くあります。
今から約600年前に書かれた丹後一の宮 元伊勢籠神社所蔵の文献に「伊勢の酒殿明神は丹後国より勧請す。和朝の酒の根本是なり」とあり、丹後は伊勢神宮に酒を伝えた起源の地であると伝えられています。
丹後には酒造りの名人とされ、万病に効くと言われていた羽衣天女の伝承があり、この羽衣天女こそが、伊勢神宮外宮に祀られている「豊受大神(とようけのおおかみ)」であるとも伝えられています。その豊受大神が、同じく伊勢神宮内宮に祀られている天照大神(あまてらすおおみかみ)のために初めて稲作を始めたのが、丹後の「三日月田(月の輪田)」です。それが現在、稲作発祥の地として伝えられています。
「ジオパーク」という言葉をご存じですか? 太古の昔、日本海ができた時代から続く、地球のダイナミズムが詰まっている地域です。大地の恵みの一つが温泉。城崎や有馬、あわらなどが有名ですが、実は京都北部も温泉処なのです。海を望むしょっぱいお湯から山の懐に誘うつるつるの入り心地まで、泉質のバリエーションも幅広い。